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藪垣心理療法研究室
yabugaki psychotherapy institute
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ypi-yabugaki
2020年8月4日読了時間: 2分
逆境的小児期体験:ACEs
逆境的小児期体験というものがあります。Adverse Childhood Experiences の頭文字をとって、ACEs と呼ばれます。 ACEs に関する最初の研究は1998年に出版されました。その後、2015年までに、70を超える研究が発表されています。 ACEs...
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2020年8月3日読了時間: 2分
親の離婚と子どものトラウマ
両親の離婚が子どもに与える影響について考える上で、トラウマに目を向けることが必要不可欠です。 法律で定められた離婚事由は5つあります。1.不貞行為、2.悪意の遺棄、3.配偶者の生死不明(3年以上)、4.配偶者の精神疾患、5.その他の婚姻を継続しがたい重大な事由、です。...
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2020年8月2日読了時間: 1分
離婚の子どもへの影響(9歳~12歳)4
この年齢の子どもに生じるさらなる問題として、分離不安の再燃があります。 以前述べたように、3~5歳の子どもは<対象恒常性>を持っていないので、自分が幼稚園に行っている間に同居親もいなくなってしまうのではないか、と考えたりします。...
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2020年8月1日読了時間: 2分
離婚の子どもへの影響(9歳~12歳)3
この年齢の子どもは、親と子どもの役割が逆転することがあります。離婚後のひとり親家庭における役割逆転は、単なる親子関係の逆転といった単純なものではありません。 子どもが親に対して、保護者、恋人、助言者、調停者、親や親戚に対抗する戦友、さらには抑うつなどを防ぐ重要人物、というよ...
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2020年7月31日読了時間: 1分
離婚の子どもへの影響(9歳~12歳)2
前のポストでは、子どもの忠誠葛藤について書きました。 9歳~12歳の子どもと同居親との関係は、性別によって異なる部分があります。 母親が観護親になった時、男の子と母親の関係は、女の子と母親の関係に比べて、より葛藤に満ちてストレスフルなものになると報告されています。...
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2020年7月30日読了時間: 1分
離婚の子どもへの影響(9歳~12歳)1
9歳~12歳という年齢の子どもは、道徳観・正義感が強く、白黒をはっきりさせ、グレイゾーンを許せない、という特徴があります。離婚の責任はどちらにあるのか、より深く傷つき子どものサポートを必要としているのは両親のどちらなのか、といったことを考えます。...
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2020年7月29日読了時間: 1分
離婚の子どもへの影響(6歳~8歳)3
前回のポストの続きです。 この時期の子どもは、同居親に対して、家庭生活を壊したことや、別居親を追い出したことに対して怒りを向けることが多いです。 同居親が、子どものふるまいに別居親の姿を重ねて見てしまい、ショックを受けることもあります。...
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2020年7月28日読了時間: 2分
離婚の子どもへの影響(6歳~8歳)2
前回のポストの続きです。 親の離婚によって、子どもはたくさんのものを失うことになります。 別居親が家を出ていきます。また、同居親は、父親であれ母親であれ、生活のために働かなければならないので、仕事に出かけます。その結果、親と一緒に過ごせる時間が極端に少なくなります。...
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2020年7月27日読了時間: 1分
離婚の子どもへの影響(6歳~8歳)1
これまでご紹介した通り、3歳~5歳の子どもは、「両親の離婚は自分のせいだ」と考えます。これは、「自己中心性」という心理によるものでした。 6~8歳の子どもは、「脱中心化」といって、自己中心性を抜けて、自分の視点だけでなく他者の視点も持つことが出来るようになります。他者は他者...
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2020年7月26日読了時間: 2分
離婚の子どもへの影響:基本的な考え方
わたくしが「離婚と子どもへの影響」のポストを書いていて想像するのは、読者の方の中に、「ここに書かれていることは一般論だったり学術的に正しいことだったりするかも知れないが、私たち夫婦(元夫婦)はお互いにこんな風に関わることは出来ない!」という風に、苦しい思いでお読みになる方が...
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2020年7月25日読了時間: 1分
離婚の子どもへの影響(3歳~5歳)4
前回のポストの続きです。 3~5歳の子どもには、次のような特徴があります。 五つ目は、否認をするということです。 以前、不安から心を守る方法として、退行(赤ちゃん返り)をすることを紹介しました。この「不安から心を守る仕組み」のことを、防衛機制 defense...
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2020年7月24日読了時間: 2分
離婚の子どもへの影響(3歳~5歳)3
前回のポストの続きです。 3~5歳の子どもには、次のような特徴があります。 四つ目は、記憶のスパンが短いということです。一度に覚えられる量が少なく、また覚えていられる期間も短いのです。記憶から別居親が消えないようにするためには、頻繁に面会交流の機会を設定する必要があります。...
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2020年7月23日読了時間: 2分
離婚の子どもへの影響(3歳~5歳)2
前回のポストの続きです。 3~5歳の子どもには、次のような特徴があります。 三つ目は、退行(赤ちゃん返り)が見られるということです。 3~5歳になると、対象恒常性といって、保護者(養育者)のイメージを自分の中に保てるようになります。平たく言えば、お母さん(お父さん)のイメー...
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2020年7月22日読了時間: 1分
離婚の子どもへの影響(3歳~5歳)1
3~5歳の子どもには、次のような特徴があります。 一つ目は、同居親が別居親の悪口を言う、子ども自身が両親間のDVを目撃する、子ども自身が暴力を受ける、といったことがない限り、両親に対して中立的なスタンスをとるという特徴です。この年齢の子どもは、離婚に対して両親のどちらが悪い...
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2020年7月21日読了時間: 2分
離婚の子どもへの影響(18ヵ月~3歳)
子どもが3歳になる前に両親が離婚した場合、その後、別居している親との面会交流が継続的に行われていると、問題は少ないと言われています。 しかし、何らかの理由で面会交流が行われなくなってしまった場合には、その後さまざまな問題が起こると考えられています。別居親が父親か母親か、子ど...
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2020年7月20日読了時間: 1分
離婚の子どもへの影響(0歳~18ヵ月)
親の離婚は、子どもへ大きな影響を及ぼします。それでは、どんな影響があるのでしょうか。それは、子どもの年齢によって変わります。 子どもが0歳~18ヵ月(1歳半)の場合、胎児の段階から夫婦間葛藤にさらされていた可能性が考えられます。親の気持ちが不安定になって、新生児を可愛いと思...
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2020年7月19日読了時間: 1分
セラピストの言葉
心理療法やカウンセリングの場面では、セラピストは慎重に言葉を選んでいます。 治療的に最も意味がある応答は何か。迂闊な言葉で、クライエントさんを傷つけはしないか。限られた時間をどのように費やすことが、もっとも大きな利益をクライエントさんにもたらすことが出来るのか。いろんなこと...
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2020年7月18日読了時間: 1分
家族療法の適応(成人)
家族療法は成人の次のような症状・疾患に対して有効である(Stratton, 2016)という研究結果が示されています。 ・情動障害 ・アルコールの問題 ・アルコール依存者を治療に乗せること ・アルコール依存者:援助を求めていない家族メンバーへの対処 ・アルコール依存...
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2020年7月17日読了時間: 1分
家族療法の適応(子ども)
家族療法は子どもの次のような症状・疾患に対して有効である(Stratton, 2016)という研究結果が示されています。 ・神経性食欲不振症(いわゆる拒食症) ・不安障害 ・見捨てられ不安 ・アスペルガー障害 ・コントロール不良の喘息 ・attachment...
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ypi-yabugaki
2020年7月16日読了時間: 1分
教室へ行く準備が出来ている
以前、相談室登校の生徒に初回面接で教室復帰を促したところ、翌日から教室登校をし始めたエピソードを書きました。 どうして、たった1回の面接で、相談室登校の生徒が教室へ行くことが出来たのでしょうか。 それでは、すでに準備が出来ていたのです。...
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