ステップファミリーの家族のかたちは様々です。
シングルマザーとその子ども、初婚男性によって構成されるステップファミリーもあれば、新しいカップルの双方ともが以前のパートナーとの子どもと一緒に暮らすステップファミリーもあります。
子どもの性別、年齢、人数、実親との面会交流の有無やその頻度、離別の理由(離婚か死別か)など、ステップファミリーの状況や背景は多様です。
現代のステップファミリーは、多くは離婚後に作られます。親が離婚し、別居した親が新しいパートナーとカップルになり、子どもは同居親と別居親の元を行ったり来たりする、というような状況は珍しくありません。このように、ステップファミリーは、複数の世帯にまたがる家族という形をとることがあります。
これまでの研究からは、ステップファミリーが初婚家族のような状態になることを性急に目指すと、家族間に苦痛や衝突が生じやすいということが知られています。
ステップファミリーという家族の独自性を理解して、現実に即した継親子関係を作ることが重要なのです。
参考文献:緒倉珠巳・野沢慎司・菊池真理(2018)ステップファミリーの基本を学ぶ 離婚・再婚と子どもたち 金剛出版
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