勉強=嫌なもの、という一般的なイメージがあります。でも、本当にそうなんでしょうか?
中学生と話していて、「勉強はどう?」と聞くと、楽しいですよという子が少なくありません。めんどくさい、だるいという子もいます。人によって違う、少なくとも「多くの人が勉強は嫌なものだと思っている」というイメージは誤りかも知れない、と思います。
また、相談室で相談室登校の生徒を支援している際、勉強をしたくないという人に、話の流れで勉強を教えてあげるシチュエーションになることがありました。
「私が教えたら絶対分かるようになる、分かるようになるまで絶対に次に行かない、絶対に誰も置いていかない、嫌になったらすぐに切り上げるからちょっとやってみよう」と、ちょっと盛って、励ましながら誘うと、半信半疑ながらだいたいこちらの提案に乗ってくれます。
そして、10分もしたら、勉強が楽しい、こんなにわかると面白い、こういう勉強だったらやってもよい、という話になります。体感で95%、そういう展開になります。
やらされる勉強はつまらないのだと思います。でも、自分から知りたいことは、やれと言われなくても人間は勝手に調べるし、知ると嬉しくなりますし、覚えます。英語でも数学でも同じことです。
ポケモンは2020年秋の現在、896種類いるようです。ポケモンが好きな子どもは、ポケモンを覚えなさいなどと言われなくとも、勝手に覚えます。そうして、別の機会に「鳩=pigeon 」ということを知り、「だからポッポが進化したらピジョンになるのか!」などと感動します(だからの意味が分かりませんが)。
もしポケモンではなくて、896個の英単語を覚えたら、中学生に必要な英単語は概ね網羅出来ます。興味を持てなかったり、やらされたりするから辛いのです。
どうモチベーションを高め、維持するか。子どもも大人も、ここが難しいところでもあり、コツでもあります。
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