top of page
ypi-yabugaki

不登校とひきこもり

 子どもが不登校になったり相談室登校になったりした時、保護者の方はたいへん心配されます。その心配の内容の一つは、「このまま学校に行かないで、うちの子はひきこもりになってしまうのではないか」ということです。


『ひきこもりの評価・支援に関するガイドライン(研究代表者:斎藤万比古氏)』では、「不登校のうちには本ガイドラインで定義したひきこもりと関連性が強い一群が確実にあると考えています」と述べられています。つまり、ご心配の内容は、的外れだとは言えないわけです。


(このガイドラインは、インターネットで検索していただくと、入手することが出来ます)


 では、不登校や相談室登校の生徒は、ひきこもりになってしまうのかといえば、そうではありません。あくまで、「ひきこもりと関連性が強い一群がある」ということです。「ひきこもりと関連性のない一群」もあるわけです。


 それでは、うちの子は、ひきこもりになってしまうのか、ならないのか。面接の中で、これまでの経緯や状況などを伺う中で、探索していくことが出来ます。

閲覧数:11回0件のコメント

最新記事

すべて表示

報酬と内発的動機付け 2

ところで、その後の研究から、内発的動機付けは自己有能感と自己決定感から構成されていることが分かりました。 自己有能感とは、自分が有能であるという感覚です。「出来る」と思える、ということです。ヴァイオリンなんて弾けないけど、触ってみたら音くらいでるでしょう、と思えたら、触って...

報酬と内発的動機付け 1

ちょっと資料は古いのですが、面白かったので書きます。 自発的に何かをしている人に対して、報酬を与えてしまったら、自発的にやらなくなった、という話です。 お母さんの肩をたたいてあげたとしましょう。特に理由や目的はなくて、そうしてあげたいからしたのです。が、お母さんは、お礼にお...

睡眠障害と不登校 2

不眠の症状に対しては、睡眠薬による投薬治療が行われます。睡眠薬と一口に言っても、その成分や狙いとする効果は様々です。入眠を助けてくれる薬や、途中で目が覚めないように眠れる薬など、症状や状況に応じて医師が処方してくれます。...

Commentaires


bottom of page