子どもが不登校になったり相談室登校になったりした時、保護者の方はたいへん心配されます。その心配の内容の一つは、「このまま学校に行かないで、うちの子はひきこもりになってしまうのではないか」ということです。
『ひきこもりの評価・支援に関するガイドライン(研究代表者:斎藤万比古氏)』では、「不登校のうちには本ガイドラインで定義したひきこもりと関連性が強い一群が確実にあると考えています」と述べられています。つまり、ご心配の内容は、的外れだとは言えないわけです。
(このガイドラインは、インターネットで検索していただくと、入手することが出来ます)
では、不登校や相談室登校の生徒は、ひきこもりになってしまうのかといえば、そうではありません。あくまで、「ひきこもりと関連性が強い一群がある」ということです。「ひきこもりと関連性のない一群」もあるわけです。
それでは、うちの子は、ひきこもりになってしまうのか、ならないのか。面接の中で、これまでの経緯や状況などを伺う中で、探索していくことが出来ます。
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